CBDとは何か

健康や美容ブームに先立ち、近年日本でもさまざまなメディアで取り上げられるようになったCBD製品ですが、注目を集めたそもそものきっかけは、CBDの医療効果にまつわる海外の多数の事例や研究結果にありました。

現在も海外を中心にCBDの医療分野における研究は多岐にわたり、現在米国をはじめとした先進国ではCBD製品が一大ブームとなっています。





▼そもそもCBDとは何か


CBD(カンナビジオール)とは一言でいえば、アサに含まれる成分の一種です。

アサとは、アサ科の一年草のことで、衣料品・食品などに使用される麻やヘンプ、海外を中心として医療目的で使用される医療大麻など、品種や呼び名はその他にもたくさんあります。

どんな品種由来だろうとCBDはアサ由来の成分であり、麻、ヘンプ、医療大麻はすべて科学的にも遺伝子的にも同じ植物となります。

CBDオイルは、アサから抽出されたCBDをヘンプオイル(ヘンプシードオイル)やオリーブオイル、ココナッツオイルなどに溶かし込んで作られたものです。

アサ科の一年草は主に、ヘンプかそれ以外の品種に分類されます。

ヘンプはCBDを比較的多く含み、THC(テトラヒドロカンナビノール)という精神活性作用がある成分をほとんど含みません。

ヘンプは食用油や衣類など実用的な用途が多いため「産業用ヘンプ」とも呼ばれます。


一方それ以外の品種は、CBD成分が優位な品種やTHC成分が優位な品種、その中間の品種などさまざまで、一般的に大麻、医療大麻、嗜好大麻などと呼ばれます。

CBDは世界中で最も安全な植物性化学成分の一つであり、これまでに重篤な副作用が報告されたことはない安心・安全な成分といわれています。





▼なぜ関心を集めたのか


日本では、美容や健康に良い、睡眠の質を高める、リラックス効果があるなどと言われ取り上げられることが多いCBD製品ですが、注目を集めたそもそものきっかけはCBDの有用性にありました。

日本国内でもようやく「医療大麻」という言葉が注目されるようになり、現在では様々なメディアでその是非に関する議論が行われています。

一方海外では「大麻に医療効果はあるのか」という議論はすでに過去のものとなり、現在では「医療大麻をいかに効率的・効果的に摂取するか」という段階へと移行しています。

また、海外を中心とした医療先進国には、広範な症状に対する CBD の治療可能性に注目している科学的および臨床的な研究が多数あります。

CBDの神経保護および神経発生作用は既に証明され、抗がん特性については米国はじめ各国の学術センターで研究が行なわれています。

WHO(世界保健機構)は2017年11月に発行した報告書の中で、CBDは公衆衛生上の問題も濫用の危険性もなく、非常に安全で、幅広い用量で忍容性が良好であると記し、その効果と安全性について論じています。

今ではCBDやTHC以外にも多数存在する特有の成分ごとに、どのような薬効があるのか、更にはそれらを組み合わせることで得られる相乗効果についての研究が進んでいます。





▼混乱する日本のCBD市場


海外での人気に先駆け、国内の大手通販サイトなどで取り扱いが増えているCBD製品ですが、中には違法な成分が含まれる製品や正しい方法で輸入・販売が行われていないものが存在します。

日本では個人の輸入価格が20万円以下の場合、輸入申告が不要であるため、税関での分析検査が行われずに通関することがあります。

そのため、過去に違法な成分(THC)が見つかったことで厚労省が輸入を許可しなかった製品が大手通販サイトなどで販売されていることも珍しくありません。

また、日本の法律(大麻取締法)では、精神活性作用があるTHCが比較的多く含まれるヘンプの花や葉を製品の原料に使用することを禁止しており、厚労省は製品の成分分析表、もしくは通関時の分析検査でTHCが微量でも検出された場合、その製品の輸入を許可しておりません。

海外から適法に輸入し、日本で販売できるCBD製品は、原料に成熟したヘンプの茎と種のみを使用したTHCを含まない製品となります。

なお、ヘンプには土壌中の成分を根から吸い上げる性質があります。

そのため、土壌中に農薬や重金属などの汚染物質や有毒物質があれば製品の原料となるヘンプの中にも存在し、最終製品にもそれらの物質が含まれている可能性があります。

今ではほとんどのメーカーが製品原料の栽培環境や、第三者機関における成分テストの結果を公開しているため、製品に違法な薬物や成分(農薬や重金属、THCなど)が含まれていないかを事前に確認することが出来ます。

以上のことから、原料にヘンプの花や葉が使用されていないこと、農薬や重金属、THCなどの違法な成分や添加物が含まれていないこと、これらの条件を満たすことが証明できたCBD製品に限り適法に輸入し販売することができ、かつ安全に使用することができます。