CBDの使用にあたって

CBDはこれまでに重篤な副作用が報告されたことはなく、世界中で最も安全な植物性化学成分の一つと言われています。

CBDには、処方薬とは違い摂取量の上限には決まりはありませんが、理想的な摂取量には個体差があり、また低用量と高用量では違った性質があるため、自分の目的に合わせた製品の選択と使用が大切となります。





▼少なく始めて徐々に増やす
CBDの理想的な摂取量に個体差があるのは、処方薬のように年齢や体重によって服用量が異なることも理由の一つですが、人によって体内にある内因性カンナビノイドやカンナビノイド受容体(※)の数が異なることもまた大きな要因といえます。

(※)内因性カンナビノイドやカンナビノイド受容体については、CBDの役割と機能をご参照ください。

例えば、年齢や体重、疾患や症状が同じ人がいたとして、両者が同量のCBDを摂取したからといっても同じ結果に結びつく訳ではありません。

体内に存在する内因性カンナビノイドやカンナビノイド受容体の数は人によって違うため、CBDの適した量もおのずと変わってきます。

CBDの理想的な摂取量が処方薬のように年齢や体重によって一概に決めることができない理由はそこにあります。

CBDの使用を開始する際、少ない量から始めて徐々に増やしていくということが推奨されているのは、自身に合った理想的なCBDの摂取量を見つけてもらうためです。





▼低用量と高用量での違い
CBDは世界的に安全性が確認されている成分であり、WHO(世界保健機構)も2017年11月に発行した報告書の中でもその点を論じていますが、どんなものにも表と裏があるように、CBDにも低用量と高用量では違った性質があります。

CBDには「二相性」といい、低用量では覚醒作用、高用量では鎮静作用や誘眠効果があると報告されています。

CBDの摂取でよく眠れるようになるのは、CBDが眠気を引き起こすのではなく、不安感が和らぎリラックスした状態になるからだと言われています。

CBDを摂取すると目が冴えてしまって眠れないという方は、摂取量を増やしてみるのも方法の一つですが、無理な摂取はせず夜間の使用を控えるのもまた方法の一つです。





▼副作用と留意点について
CBDは世界中で最も安全な植物性化学成分の一つで、これまでに重篤な副作用が報告されたことはありません。

しかし、処方薬を服用している最中でCBDを一緒に摂取したいという方は注意が必要だといわれています。

医薬品の中には「シトクロムP450」と呼ばれる一連の肝酵素によって代謝されるものがあります。

CBDはそれらの肝酵素の働きを阻害する可能性があり、場合によっては医薬品の作用持続時間が長くなり、効果を高めてしまうことがあるといわれています。

そのため、現在処方薬を服用していてCBDを一緒に摂取したいという方は、ご使用の前に必ず医師に相談してください。





▼目的に合わせた製品選び
CBDは多種多様な製品に使用され、品質も価格も実にさまざまですが、大切となるのは自身の使用目的に合わせた製品選びです。

例えば、健康のためにCBDを試したいという人と、何かしらの症状に対しての使用を検討している人ではCBDの適切な摂取量には違いが生まれます。

前者であれば低用量のCBDの摂取が適切かもしれませんが、後者には高用量のCBDの摂取が必要になるかもしれません。もしくはその逆の可能性もあります。

人によって必要とするCBDの用量は異なり、CBDの含有量やその他の成分の有無によって価格も異なるため、自身の使用目的に合わせて製品を吟味する必要があります。

現在、ネット上ではCBDの良い情報ばかりが独り歩きしていますが、人によって製品の合う合わないがあったり、マイナスになり得ること(二相性など)があるため、CBDの使用が必ずしも最善の方法であるとは言い切れません。

なぜCBDを使用したいのか、CBDに何を期待するのか、どんな製品をどの程度の価格で購入したいのかといったことを考えることは、現在CBD製品を使用中の方にも、はじめてCBD製品を購入される方にも大切となります。